本日読んだ本は、佐藤達郎さん著の

アイデアの選び方』です。

アイデアを「つくる・出す」ことは一生懸命でも、

「選んで・決める」ことには無自覚。

単純に多数決で、ダメなアイデアを選んでしまうことが多い。

 

 

せっかくいいアイデアを思いついても、正しく選ぶことができなければ、

結局は凡庸な企画を実行することになる。

アイデアを「つくる・出す」本は多いけど、「選んで・決める」本はない。

この本は「アイデアの選び方・決め方」に焦点を絞った内容になっている。

クリエイティブ・ディレクターの方法論を紹介。

 

アイデア決定のプロセス3タイプ

すり合わせ型、カリスマ型、紛糾型。

すり合わせ型:チーム員の納得を得つつ、順序立てて決めていく。

カリスマ型:1人のチームリーダーが決めていく。

紛糾型:なかなか決められない。時間ばかりが経っていく。

この本で紹介していくのは、すり合わせ型のプロセス。

 

アイデアを「選ぶ・決める」ための6つのステップ

ステップ1:A4用紙1枚に1案を書く。

⇒見た目が重要!効率的にシェアする。分類しやすい。

 

ステップ2:第1次予選!机にA4用紙を並べて、粗選りを始める。

⇒2つの視点で行う。1つ目は良さそうなものとダメそうなもの。
2つ目は方向性。3~6個の山に分ける。

 

ステップ3:壁に貼って、方向性ごとに分ける。方向性の名前も貼る。

⇒壁に貼るのは一覧性を高めるため。過不足なく、差異、良い、悪いを検討。

 

ステップ4:入れ替える。方向性の分類そのものも変える。

⇒横の整理。このアイデアは本当にこの分類で良いのかという視点。

 

ステップ5:方向性ごとの1等賞を決めていく。全部で3案に絞る。

⇒縦の整理の総仕上げ。捨てがたいアイデアがある時は、2等賞、3等賞も決めておく。

 

ステップ6:最後、1案に決める時は、感覚も総動員。

⇒感覚・勘・感性の活用を。

 

アイデアを「選ぶ・決める」ための8つのテクニック

1、このアイデアの根本は何かを、言葉にしてみる。

⇒何をしたくて、何を表現して、何を目指しているのかを言語化する。

 

2、このアイデアの良いところは何かを、言葉にしてみる。

⇒根本的なこと以外でも、良いところは全部言葉にしていく。

 

3、このアイデアのダメなところは何かを、言葉にしてみる。

⇒4つの意味がある。
・ダメなところも承知の上で最適な案を選ぶ。
・ブラシュアップするため。
・より良い別のアイデアにつながる可能性がある。
・上層部の決定を受ける際に重要になる。欠点を指摘された時に対応できる。

 

4、外資のPros&Consという考え方。ポジとネガ。

⇒物事にはすべて良い点と悪い点が存在する。

 

5、戦略コンサルのMECE(ミッシー)も、ゆる~く参考に。

⇒MECEとは「重複なく、漏れなく」。あまり厳密に行う必要はない。

 

6、まず理屈で分けて、理屈で絞る。数案に。

⇒「選び・決める」技術の基本は理屈。言語化が大事になる。

 

7、最後は感覚で。感覚の中には、言語化しきれない理由が含まれている。

8、アイデア開発の全体像は、理屈で下地⇒感覚でジャンプ⇒理屈で選択⇒感覚で決定!

 

【感想】

左脳と右脳を両方使う。論理と感性の両方を使う。

論理でコンセプトを煮詰めて、最後の決定は、感性を使う。

片方にばかり頼ってはダメということですね。

クリエイティブディレクターの人のイメージとしては、

感性派の人が多いのかと思っていましたが、

言語化するなど、論理的に進めているのが印象的でした。