本日読んだ本は、

斉藤孝さん著の『一瞬で伝える「わかりやすさ」の技術』。

「意識する力」が、伝わる力そのもの。

まえがきに次のようにある。

 

 

~~《ここから引用》~~

声を遠くにまで伝えるには、コツがある。

ただ単に大きな声を出せばいいというわけではない。

声を出す前に、意識をその遠くの地点まで「飛ばす」ことだ。

 

意識しないところには、声も言葉も意思も届かない。

意識の方向性を定め、距離感を持つことで、身体もそのように準備する。

意識と身体がセットされれば、後は声と意思を放つだけで、

しっかりと伝わっていくのである。

~~《引用終了》~~

 

意識することがわかりやすさにつながる。

何に意識するかが各ステップで書かれています。

どう意識するかで、到達点も変わってきますね。

 

この声の話は知っていましたが、

意識付けの話に展開されるとは、着想が違いますね。

 

【ステップ1】 かいつまんで話をまとめる3つの手法

➀話は暗記せずに構造化する

⇒全体のテーマを把握し、数ポイントを抽出。

それぞれのつながりを意識して一つのストーリーにする。

「拾う」より「捨てる」ことが大事。

伝えるべき結論から逆算し、情報を組み立てる。

 

➁あっという間に要点を整理するワザ

「3秒ルール」:3秒以内に回答がなければノーコメントとみなす。

⇒バスケットから応用。

 

⇒事前の「要点仕分け」が重要。

A(20%):使える情報。じっくり目を通すもの。

B(30%):客観的に見て重要な資料。

C(25%):客観的に見て、まあ重要な資料。

D(25%):読み飛ばしていい資料。捨てる情報。

 

➂ポイントが一瞬でわかる「図化」

⇒図化することによって、何を訴えるか、

そのためにどういう流れにするか、明確にするクセがつく。

資料の「見せどころ」は手書きで示す。

 

【ステップ2】 大事な話に時間をかけない5つの手法

➀話は3つの「問い」から始める

講義でも、一つの大きなテーマを設定し、

それを3つの小テーマに分解する。

3点について考えることで、全体の骨格がより明確になる。

「疑問三銃士」で聞き手をひきつける。

 

「説得する」とは「共感してもらう」こと。

「へえ~」を3つ用意する。

「へえ~」3つで「ほお~」一個の価値がある。

 

➁大事な話を後回しにしないコツ

話に優先順位をつける。重要な部分から順番に話す。

会議で重要なのは、その場で意思決定をすること。

 

➂具体化で「わかった感」を演出する

「相手にものを伝える」とは、イメージを共有すること。

思考は、抽象性と具体性の往復によって生まれる。

「一行プレゼン」の説得力

やり方:A4の紙に、一枚にたった一行ずつ、提案内容を集約して書いていく。

 

④「リアクション」が話し手の価値を高める

話し手の姿勢は聞き手で決まる。

マトリックスで質問を絞り込む

良い質問とは、具体的であること、本質的であること。

 

⑤「気の利いたコメント」を残す方法

コメントによって見識や読解力が試される。

裏技:比較。類似点や相違点を挙げていく。

 

【ステップ3】自分の考えを紙一枚で伝える3つの手法

➀思考のプロセスを記録する

「Why」と「How」を説明する。

プロセスを解説されると、理解が深まる ⇒「カオスマップ」

 

「KJ法」

資料やアイデアを洗いだし、一枚のカードに一つずつ書き出す。

似通ったカードを近づけ、グループ分け。

優先順位をつけ、構造化。

 

カオスマップ:KJ法でグループ分けされたそれぞれに

タイトルとキャッチコピーをつけたもの。

 

➁ホップ・ステップ・ジャンプ思考術

「カオスマップ」のフォーマットをもうひと工夫。

「コスト」「ニーズ」「見通しや期限」の3点について

「現状認識・課題」「解決方法」「具体案」を考える。

 

➂相手を唸らせる「シート式」アウトプット法

アウトプットには「型」がある。

最初に「ジャンプ」を提示。

そこに至るまでの経緯を「ホップ」「ステップ」と説明する。

「すごいよ!シート」「ここが違うよ!シート」

それぞれ3つ書き込む。これですべては説明できる。

 

【ステップ4】気持ちいいほど会話が進む4つの手法

①まずは「場」を味方につける

机や椅子の配置によっても「場」は変わる

 

②相手のキャラクターを掴む

人を評価する基準を持っておく。

「あなたに賭ける」という気持ちを伝える。

 

③「NO」を伝えるテクニック

無理な「YES」のほうがリスクは大きい。

明確な条件を提示する。

⇒柔軟に対応できる部分と、対応不可能な部分の境目を伝える。

 

④ギスギスした関係を修復する話法

相手の目を見据え、キチンと頷きながら対応する。

自分の過失は素直に認める。

いくつかの代替え案を用意しておく。

共闘意識を演出する。(共通の敵をつくる)

 

【ステップ5】文章力が驚くほどつく4つの手法

①読む気にさせる文章の書き方

雑談を上手に構成することによって、切れ味が生まれる。

「話すように書く」ではダメ。

 

②タイトルで「おや?」を誘う

ポイントは、目のつけどころ。

ガツンと「結果」を先に示す。

大胆に言い切るぐらいでちょうどいい。

 

③文章とは読者へのプレゼント

タイトルを工夫すると中身もよくなる。

文中に問いを入れ込む。

一つの大きなテーマと、3つの小さな問い。

引用で文章のグレードを引き上げる。

 

コツ「3点倒立」

第一は、命題の立て方

第二は、引用

第三は、自分の経験を入れる。

 

④不特定多数へ発信するときのひと工夫

一枚の写真がすべてを物語る。

読者に対する旺盛はサービス精神。

 

【感想】

インプットの際、なかなか捨てれないことが多い。

短期間にピックアップできるように練習しよう。

このように書いていて気づいたのは、

速読の要領と一緒ですね。

構成は、一つの大きなテーマと、3つの小さな問い。

それと「ホップ・ステップ・ジャンプ」で漏れをなくす。

まずは、型を作ることから始めよう。