本日読んだ本は、

樋口裕一さん著の『文章力の鍛え方

読む目的は、ブログの文章力をあげて、

より伝わりやすい文章を書きたいから。

 

 

著者の樋口さんも、大学や通信添削塾などで、

指導を始める前に文章を書いてもらうことだある。

その文章内容は、ひどい文章の山となる。

このように文章の苦手の人が多いのは、

訓練を受けていないから。

 

文章を書くことは自転車に乗ることに似ている。

一度訓練すれば、直ぐ乗れるようになり、

一度習得すれば、二度と乗れなくなることはない。

 

《文章力》

文章を書くことは、明確に根拠を発信すること。

話し言葉で、明確に根拠を伝えられるように練習すればよい。

「なんとなく」で終わらせず、「なぜ自分がそう思うか」を常に意識する。

 

決めつけず、掘り下げる。

芋づる式に根拠を出していく。

まずは、「理由は3つある」と自問してみる。

 

多視点をもつ。

人はものごとに対して、自分の考え方からしか見ることができない。

バランスのいい人は、多角的に考察していく。

他人になりきってみる。

 

小論文の基本的な文型は、四部構成

➀「~だろうか」で問題提起

➁「たしかに」で反対意見に譲歩しつつ、「しかし」で自説展開

➂「なぜなら」で根拠提示

④「したがって」で結論

 

「物事を考える」は、必ず社会とつながっている。

社会とつながりを持たないと、浅知恵になってしまう。

社会の中の自分というものを明確に認識することで、提案ができる。

 

論理的に物事を考えるうえで、はずれない要素、

「定義」「現象」「結果」

これらを3つのWhatと呼んでいる。

次に、Why「理由・背景」When「歴史的状況」Where「地理的状況」

3つのWを考える。

最後に、How「対策」を考える。

つまり、3つのWhat、3つのW、1つのHを考える。

 

3つのWhatとは、

言葉の意味するところが何かを明確にする。

自分の中で「定義」を持つ。

「現象」を追うことで、問題点が整理される。

「結果」というのは、未来的なこと。「今の現状のままいくとどうなるか」を考える。

 

3つのWとは、

背景とは、社会的背景。

考えれば考えるほど、話題や文章を書くネタが増える。

歴史的な流れ、過去に何が起きたのか、

これらは思考を深くしてくれる。

「歴史のターニングポイント」を考えると、ものごとや歴史が非常に明確になる。

「他所ではどうしているか」

「他所」が多く盛り込まれていると、多角的にとらえている感じを受ける。

 

ひとつのHとは、

即座に対策を書いたり言ったりするのではなく、

理由を述べてから言うと、とても説得力のある意見だと感じさせることができる。

 

イエスとノーの両方を考える。

「結果」をイエスとノーの2つに分ける。

「歴史的状況」「地理的状況」「対策」の3つに対して、

イエスとノーの両方の答えを考える。

 

見た映画を1分で説明する

「集中力」「読解力」「要約力」のトレーニング。

「30秒」「3分」「5分」といろんなバージョンで練習。

 

上手な文章の書き出し。

動きを読者に与えるのがポイント。

一番簡単なのは、セリフで始めること。

もう一つは、「擬音」ではじめる方法。

ビジネス文章で、読み手をひきつける方法。「反語」ではじめる。

 

好きなスポーツで、勝負の分析をする。

ニュース番組や新聞の分析をうのみにせず、

自分の主観で展開してみる。

 

ものごとはすべて仮説

乱暴すぎる仮説を考えてみる。

 

他人と話しをするときのコツ。

「上手に質問する」「相手に話をさせる」

質問をうまくできるかどうかが、コミュニケーション能力の差。

 

他人と話しをするとき、何も意識していないのなら、

笑わせる努力をする。

笑わせるということは、読み手の気持ちを思いやること。

 

 

《描写力・表現力》

目に映るものを描写してみる

できるだけ細かく描写するようにする。

読み手があなたと同じ風景を想像できるのが理想。

 

電車の中吊り広に反論告する。

中吊り広告には、たくさんのフレーズがある。

反論するためのボキャブラリーを増やす。

いいフレーズのテクニックを頭に焼き付ける。

 

中吊り広告を言い換える。

文章を書いていて、頭を悩ますのが同義語検索。

同じことを、違う言い方にしたい場合が多々ある。

日本語の言い回しを覚えるトレーニング。

 

一日ひとつ、面白い話をする。

相手の関心をひくには、何か面白い話をすること。

しゃべりたいことをちゃんと面白く伝えるトレーニング。

 

新聞の投稿欄を読む。

新聞はいろいろと応用することができるツール。

識者が語っていることよりも、素人が熱く語っている方が面白い。

多様な価値観を知ることができる。

 

文章音痴を矯正するベストの方法。

それは、文章を写すこと。

投稿欄の文章を写す。

 

文章を理解できるかできないかのポイントは、

「何に反対しているのか」を見極めること。

仮想の敵がいないと文章はなりたたない。

 

投稿に賛否の両方を唱えてみる。

「投稿」が「何をメインテーマにしているのか」を明確にする。

そうすると「何に反対しているのか」が見えてくる。

自分は「賛成」「反対」のどちらの立場なのかを明確にする。

二項対立を考えると、社会背景が見えてくるようになる。

 

新聞で「投書欄」の次に面白くて役に立つのが「書評欄」。

書評は、本や著者に付随した知識も盛り込んで書かれているので、知識がつく。

端的に要約してくれたうえ、意見まで書いてある。こんなありがたいものはない。

 

記事を100字以内でまとめる

「ポイントつかみ力」トレーニング。

「ひと言でものごとを表現する力」を持っていると、

印象に残る文章を書くことができる。

 

マンガやお笑いを説明してみる。

文章にするには、分析力が必要。

「なぜ面白いのか」を理解しなくてはならない。

面白さを説明することによって、表現力が身に付く。

 

ブログに反論してみる。

あくまで「反論」であって、「誹謗中傷」ではない。

お互いを認め合えて「仲良くなれる反論」を目指す。

 

《意見・論理力》

TVでも文章力を身につけることができる。

TV番組で一番適しているのは討論番組。

自分の立場をどちらかに決めてみる。

いちいち全部の意見に賛成しないのがポイント。

あえて普段自分が思っているのと逆の立場に立ってみる。

 

ミステリーの矛盾を見つける

無茶苦茶な仕掛けやトリックは山ほどある。

ミステリーは必ず2度見るようにする。

一回目は面白さから、トリックの矛盾に気が付かないことがある。

矛盾には、面白くする矛盾、ひきつける矛盾がある。

話を面白くする伏線の張り方がわかったりする。

 

ドラマのテクニックを見破る。

テクニック満載のテレビドラマは、「冬のソナタ」。

 

一番すごいのが「焦らせる手法」。

日本のドラマでは、視聴者と登場人物の「発見」は、ほぼ同じタイミング。

「冬のソナタ」は、視聴者がまず気付く。それから2~3話あとに登場人物が気付く。

 

二つ目のテクニックは、「運命にしてしまう手法」。

そんな偶然ないだろうと思うところを

「この二人は出会う運命だった」と思わせる工夫がある。

 

三つ目のテクニックは、「音楽と映像でイメージをオーバーラップさせる手法」。

BGMにワーグナーの「婚礼の合唱」が挿入されている。

シーンが音楽付きでオーバーラップで流れると、視聴者はジーンとしてしまう。

 

仕込まれたテクニックが、パッとわかるようになると

文章を書くときに自分のものとして使えるようになる。

 

バラエティー番組に突っ込む。

バラエティー番組も、前もって放送作家によって作られたストーリー。

全てを「演出」と捉えて、やりとりや落ちのつけ方を学べばいい。

ドラマや映画のシナリオ本を読むのは、すごい勉強になる。

 

【感想】

周りのあらゆるものが文章力アップの教科書になる。

普段何気なく見ていると素通りしてしまう。

疑問、構造、テクニックなどに注意してみると

違ったものに気付く。

そういうことを教えられました。

 

読み手と書き手の視点の違い。

読み手は、漠然と読むことができるが、

書き手は、構成や引きつける要素など、いろいろと考えなければいけない。

 

これは、インプットとアウトプットでも同じ。

インプットは、曖昧に受け取ることもできるが、

アウトプットする時は、明確にしないと伝わらない。

 

今まであまり活用していなかったのが新聞。

別の本で、新聞コラムの書き写しを勧められていました。

現在実践中で、展開の仕方など勉強になります。

これからは、投稿欄や書評にも注意を向けようと思いました。

少しずつですが、書かれていた内容を実行していきます。