本日読んだ本は、桝野俊明さん著の『禅的シンプル仕事術』です。

桝野俊明さんは、2006年ニューズウィーク日本版にて

「世界が尊敬する日本人100人」に選出された禅寺の住職さんです。

 

 

禅の世界では、結果のために仕事をするのではなく、

今できることを愚直に行うと、必ず結果がついてくるという考え方をする。

目標にとらわれ振り回させると成功が遠くなる。

目標をもちつつ、今できることをただひたすらやる。

 

内容は、次の5つ。

1、からだを整える・・・仕事に向かうからだをつくる

2、禅的習慣術・・・禅的な立ち居振る舞い、所作を習慣にすることで、心はあとからついてくる

3、禅的時間術・・・シンプルな時間との関わり方

4、シンプル仕事術・・・余分なことを足さずシンプルに考える

5、人間関係について・・・他人が幸せになってはじめて自分も幸せになる

 

各項目の詳細。

1、からだを整える

身口意(しんくい)・・・身(からだ)、口(言葉)、意(気持ち)によって人は生かされている。

このうち一つでもバランスを欠けば、病に陥るといわれている。

「歩く」というのは大切な行為。

人は一歩一歩歩くことで、呼吸を整えからだを整えている。

 

丁寧に呼吸する。ただそれだけでからだや心の乱れを防ぐことができる。

形が整えば心が変わる

普段の姿勢を正しく保つことで、心のなかは整ってくる。

 

喫茶喫飯・・・お茶、ご飯をいただく時、ただそれだけに精神を集中させること。

食事をいただくときは、一口づつ味わう。一口食べたら、一度必ず箸を置く。

 

2、禅的習慣術

汚れているから拭くわけではない。

床を拭くことによって、心の曇りをとる。

 

物を修理することと、心を修復させることは似ている。

ほころびは早いうちに繕えば、必ずや元の姿に戻る。

 

靴をそろえる。

小さなことから生活のほころびははじまる。

 

ストレスというのは、心が動じるところから生まれる。

心が動じたときは、心を静める座禅がおすすめ。

 

『大丈夫』を口ぐせにする。

失敗は仕方のないこと。そこで立ち止まるのではなく、次のステップに早く進んでいく。

 

苦しいときこと笑顔を心掛ける。

こうした心がけこそが、毎日を良きものにしていく。

 

3、禅的時間術

禅には「ながら」という発想はない。それでは物事と一つになれないから。

あくまで目の前のものだけに神経を集中させるそれが極意。

 

物事にはすべて「へそ」がある。それを見極める。

 

私たちはつい、過去にとらわれてしまう。

もう終わったことはどうしようもない。

今できることを精一杯にやる。

一瞬一瞬こそが人生の真実である。

 

4、シンプル仕事術

二択で考えない

二元的な考え方をすると、そこに選択が生じる。

そうすると、どちらかに執着することになる。

執着心が生まれたら、人は冷静でいられなくなる。

 

戦わない

本当の勝ち負けとはなにか。

それは互いの考えを融合させる道を考えること。

 

5、人間関係について

白黒をつけない。

白黒をつけず、ただひたすら目の前の相手と対する。

 

一歩退く。

人に道を譲り、目の前のことをコツコツ努力する。

そうすれば、自然と周りはあなたを前に押し出します。

 

争わない。

人は互いに煩悩を持っている。

だからこそ、仲良くしなければやっていきない。

 

無心・・・戦略や先入観を超えたところにある素直な心。

他者と相対するときは、まっさらな心で接する。

 

長所をみる。

人と相対するときは、できる限り長所に目を向ける。

物事には常に両面がある。

物事自体を変えようとするのではなく、視点を変え自らを融合させる。

 

不二・・・対立して見えるものも実は一つである。

自分と他者は対立するものではなく、実は一つである。

私はあなたであり、あなたは私なのです。

 

【感想】

最近流行っているマインドフルネスから禅に興味をもったのですが、

仕事を進める上で、心を整える大切さを勉強させていただきました。

過去に振り回されて引きずることなく、今できることに全力で集中する。

私も全然できていません。つい脱線することもしばしばです。

小さなことに気を配る。言葉でわかっていても、つい忘れてしまいます。

これからは、ちゃんと意識できるようにしたいものです。