本日読んだ本は、ジェレミー・ドノバン著の

TEDトーク世界最高のプレゼン術』です。

TEDの使命は、世の中に広める価値のあるアイデアを伝えること。

 

 

内容は2部構成。

第1部 内容・ストーリー・構成

第2部 伝え方とスライドデザイン

 

TEDトークを成功させるためのガイドラインとして「TEDの十戒」がある。

《内容》

  • オハコの披露にとどまることなかれ
  • 大きな夢を語れ。あるいは人々の驚きを誘う新しい何かを示せ。もしくは、はじめて明かす話をしろ。
  • ストーリーを語れ。
  • 闇に葬られたくなければ、ステージ上での売り込みはやめるべし。会社や商品、著作の宣伝をするなかれ。資金提供も請うてはならない。
  • 「笑いは宝」と心得よ。

《伝え方》

  • 好奇心と情熱を惜しみなく示せ。
  • 良き関係づくりと最高の議論を目的として、他の話し手の発言には自由に意見を述べるべし。
  • 自慢話に終始するべからず。己の弱みを隠すなかれ。成功とともに失敗を語れ。
  • 原稿を読むべからず。
  • 次の話し手の時間を奪ってはならぬ。

 

第1部 内容・ストーリー・構成

トピック(スピーチのテーマ)を選ぶ

聴衆の心を動かすスピーチは、どうすればできるのか?

目的地を明確に描くこと。

目的地とは、スピーチが終わった時点で聴衆にどうなっていてほしいか。

自分以外の誰かをヒーローにすることが、人の心を動かすストーリー作りのコツ。

 

相手の心を動かす近道。心の奥深くから生じる4つの欲求をつながること。

「愛と帰属の欲求」:家族、友人、動物とのふれあい。

「欲望と利己の欲求」:お金、運動、快楽など。

「自己実現の欲求」:人は学びたい。成長したいと思っている。

「未来への希望の欲求」:努力すれば得られる明るい明日を望んでいる。

 

キャッチフレーズを作る

「何のために」を最初に、「何をするか」は最後に語れ。

アイデアはできるだけ短いキャッチフレーズに要約する。

キャッチフレーズは最低でも3回は繰り返す。

 

スピーチを成功させる「紹介」の秘訣

素敵な紹介をもらえれば、スピーチにも弾みがつく。

素敵な紹介の特徴とは、

1、プレゼンターがこれから伝えるコアメッセージに関連した内容であること

2、聴衆主体に作られていること

3、プレゼンターがいかに信頼できる人物であるかを示していること(スター扱いはダメ)

(準備)1~2分程度の紹介文をあらかじめ用意し、MCに渡しておく。

 

スピーチのはじめ方

スピーチの構造:オープニング ⇒ 本論 ⇒ 結論

聴衆が最も集中して聴いているのは、最初の10~20秒。

成功をもたらすオープニングの手法3つ。

1、個人にまつわるパーソナル・ストーリーを語ること。

2、ショッキング・ステートメント(衝撃的な事実の提示)から説明する。

3、「なぜ」で始まる質問

 

プレオープニングは、聴衆のテンションと自分のスピーチのトーンが合っていない場合に活用する。

オープニング・コールバックという手法。自分が話す題材と前の講演者の題材をつなぐような話をする。

ポストオープニングでは、スピーチにかかる時間と聴衆がスピーチから得られる恩恵を、明確に約束する。

「3つの〇〇」3と数字が最もとっつきやすい。

 

スピーチの本論とつなぎ

スピーチのレベルをさらに上げるカギ:じらしのテクニック「つなぎ」

聴衆に自分自身のことを考え、もっと情報がほしいと思わせるようなコメントや質問をする。

 

スピーチの構造3タイプ

1、《現状ー問題提起ー解決策》型

⇒聴衆の考え方を変えたり、何か行動を起こす気にさせたりするのに最も効果的な方法

2、時系列型

⇒トークの流れを組み立てるのに非常に効果的な方法

3、アイデア・コンセプト提起型

⇒トップテンリスト型のプレゼン。ベストプラクティス、事実、議論などを列挙。

論理的な事実と感情に訴えかけるストーリーを上手に組み合わせる。

 

スピーチの締め方

聴衆が正しい方向に動き出せるように、簡単な次のステップを提示する。

スピーチが結末に向かっていることを明確に知らせる言葉を使う。

 

ストーリーを語る

自分の経験や自分が見たものからストーリーを引き出す。

決して語り手がヒーローになるな。自分を目立たせず伝える。

登場キャラクターが冒険の途中で障害物に遭遇し、それを乗り越えながら、最後には成功を手にする。

そんなストーリーを語りながら、聴衆を心の旅に案内する。

 

第2部 伝え方とスライドデザイン

スピーチを成功させる言葉の使い方

小学6年生が理解できるレベルの言葉で語る。

「えーっと」「あのー」を防ぐには、「一気に話し、適度に間を置く」。

つねに「あなた」という言葉を使う。相手との距離がぐっと近づく。

 

スピーチにユーモアを盛り込もう

期待を裏切る意外な展開からユーモアが生まれる。

自虐ギャグを放て、大げさに話せ、権威をこき下ろせ。

ジョークの頻度は一分間にひとつ。

 

身体を使ったコミュニケーション

まずは両手あ楽にして身体の脇に下ろしておく。腰から上、首から下の部分で、自然なジェスチャーを。

笑顔を絶やさず、まっすぐ立ち、聴衆とアイコンタクト。

3~5秒ほど、聴衆の一人ひとりと視線を合わせる。

大きな会場であれば、聴衆をいくつかのセクションに分け、それぞれに対して1~3分ほど視線を向ける。

 

印象的なビジュアル効果

プレゼンテーションではスライドをまったく用いないのが最善の選択。

 

恐怖心を克服しよう

フィードバックが得られる環境で、少なくとも3回は練習。

早めに会場入り。機器類に慣れる。

冒頭部分だけは暗記。概要を書いたメモを用意。

 

【感想】

取り入れたいと思った内容は、じらしのテクニック。

簡単に答えを言うのではなく、情報を欲しいと思う状態まで持って行ってから答えを言う。

簡単に答えを言った場合は、何だと素通りしてしまって内容が残らない可能性もある。

しかし、欲しいと思った状態で言った言葉は、印象に残る。

伝え方ひとつで、次の行動を移してもらえるかどうかも変わってきますね。

このじらしのテクニックは、トークだけでなく、ブログでも使えますね。

これからどんどん取り入れていこう。